歴史編 その1
人類と革の歴史は驚くほど古く、200万年前には動物の皮を漉いて道具として使ったいた と言われています。
アウストラロピテクスじゃん!( ̄◇ ̄;)
約10万年前のネアンデルタール人は革製のテント、革製の着衣を使っていたそうです。
狩りをして肉を食べ、残った皮。
皮は…腐ったり乾燥して硬くなって捨てられていたものの中で木や草の上に放置していた一部が軟らかい状態で残っていたのでしょう。
長い年月の中で人間たちは 自然に皮を革へと変える技術を身に付けたようです。
およそ4万年前、クロマニョン人が鞣し術のレシピを持っていたそうです。
植物のエキスからタンニンを使う方法だけでなく、煙で燻す方法、人間が噛んで唾液で柔らかくする方法や 動物の脳漿を使うといった独特の鞣し方まで、さまざまな地域でそれぞれの方法が選ばれてきたようですが、それほどに革という素材に需要があったのは間違いなさそうです。
そして古代メソポタミア文明や、エジプト文明の頃には革は完全に道具として使われていました。5000年前くらいかな?(^-^)
衣服、武具だけでなくヤギの革などは巻物にして羊皮紙という書き物を残す書物にも使われていました。
宝の地図なんかも羊皮紙が使われていたんでしょうね~ (°▽°)
そして革工芸は一つの文化に発展します。
デザインや機能性が重視されるようになり、より質の高い素材が求められるようになりました。
たくさんの革職人が生まれ、靴や鎧、衣服や袋(バッグ)など、それに合わせた製法と道具が作り出されます。
19世紀に入ると金属を原料とした薬品のクロムを使って革を鞣す技法が誕生しました。
これはとても画期的な手法で、作業時間が短く 安価で大量に生産出来るようになりました。
その上でタンニン鞣しよりも軟らかく、保存性、耐熱性にも優れ さらに染色性も良いときたので、まさに革命的な製品だったのでしょう。
(^-^)時はまさに産業革命後半の頃かな?
ここから現在に至るまで革製品の全体での主流はおそらくクロム鞣しになると思われ、タンニン鞣しは一部の業界や、レザークラフトとしてハンドメイド作品の素材使う事の方が多いのではないでしょうか。
そして現在。
皮革生産自体の需要は、更に軽くて強い化学繊維やビニール、シリコンという新しい素材に取って代わられるようになりました。
レザーは高級品としての一定のブランド価値を持ってはいるものの、過去の繁栄が再び訪れることは難しいでしょう。
以上、革の歴史を大きくまとめてみました。
調べてみると大きな時代の変化の中で製法も進化を遂げ、より高度な技術で生産されるようになっていったんですね。調べていて楽しかった(°▽°)
食料として動物を食す以上、必ず排出されるレザーという素材。大自然から受ける恩恵を大切にしていきたいと改めて感じました。
*参考資料は、ウェブ上の[革の歴史]と検索して上がったものや過去に図書館等で調べた事を自分なりの文章でまとめたものです。全てが正しい内容とは限りませんのでご注意下さい。
次は日本の革の歴史もやってみたいな(^^)/
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