ヌメ革に色を付ける際、筆(ハケ)塗り、タンポ塗り、ドブ付けなどなど…いくつものやり方がありますがどれも一長一短、なかなかにコツが必要でしかも時間がかかります。
色使いにもアジを出すなら手塗りで良いのですが、より早く そして均一に塗装をしたいならここは機械に頼るのが一番ではないかと思います。
最近はハンディタイプのエアブラシというのが安く購入できるので、今回はこれをご紹介してみたいと思います。私が最近買った中モノで特にお気に入りのアイテムで 塗りの美しさにハマります(°▽°)/
そもそもエアブラシって何?と言う方もいると思うので、まずは簡単に紹介すると…
エアブラシというのは圧縮空気を使って霧状の塗料を吹き付ける塗装方法で、要は霧吹きの要領です。
主に車の塗装をする時に使ったりする道具なんですが、圧縮空気を送る為にコンプレッサーと言う高価な別の機械が必要で、エアーホースを繋いで使っていました。
しかし最近はプラモデルなどを塗装する小さなサイズ…要はハンディタイプの、しかもコンプレッサーとバッテリーが内臓で、更にUSB端子で充電出来る物が安価で出回り、とても使いやすくなりました。
私が愛用しているのは[RAYWOOD]というブランドです。
いくつかのメーカーでも同等の機能の製品が出ているようですが、親切な配慮がとても行き届いていて好感が持てました。小さなパーツの補修部品も手に入るそうでトリセツと一緒に購入お礼のメッセージまで入っていて、とても感動したのを覚えています。
金額はネット通販で1万円以内で購入できるものが多く、私のは確か8620円とかでした。
ちなみにハンディタイプなので大きなモノを塗装するのには適さない容量で、私は主に革小物を作る際A4サイズ程度のヌメ革などを塗装するのに使用しています。
今まで筆塗りやタンポ塗りで塗りムラを気にしていたのがアホらしくなるほど美しく仕上がります。
注意点・・
エアブラシは精密機械でもあるのでメンテナンスが大切です。
微粒子の塗料がノズルの先端から噴射されるので、ここを詰まらせてしまうとキレイに霧状にならなくなってしまいます。また、前に使った塗料が残っていると色が混ざってしまったり、空気と塗料の割合をうまく調整できないと仕上がりに影響してしまったり、ちょっと面倒な所もありますが慣れれば作品の完成度が格段に上がります。
それともう一つ、使用の際には換気を忘れずに!
微粒子の塗料は意外に広範囲に飛散するので吸い込むとけっこう苦いです(^^;) 健康面に影響が出る事もあるので要注意。 しかし窓全開で風が舞い込むとうまく塗れないかも…
なので換気扇のある室内で箱で覆われた塗装ブースをつくる事をお勧めします。塗装ブースといっても段ボール箱の側面を切るだけ。要は風よけと拡散防止ができればOKです(^^)/
最後に、
自分の好みの色で仕上げた作品は愛着も湧いてきますし、エアブラシをマスターすれば革に限らず 何でも好きな物にキレイな塗装を施せます。モノづくりが趣味の方には是非使ってみてほしいアイテムです。
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